桜咲く春は別れの季節

2021年3月23日

思い起こせば、1982年4月 長崎大学歯学部附属病院開院時に就職し、同医学部附属病院を経て2010年7月1日に島根大学医学部歯科口腔外科学講座で助教として採用いただきました。医療従事者としての職歴は長いです。そのほとんどを婦人科領域から他の臓器まで応用されていた細胞診の勉強に時間を費やしていました。長く続けていると少しは自分の身になっているようで理解できている気分になってました。実際のところ、細胞診を行なっている多くの人は口腔を対象とする診断業務に携わっている人はほとんどいませんでした。そんな状況でしたので、私は日に日に目立ってしまう様になり天狗になりました。これからは、独りよがりの仕事でなく、人の役に立つ・そういう仕事をしたいと思っています。最後にここまで育ててくださった 教授 管野 貴浩 先生 ほか、教官先生、医局員の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

島根大学医学部歯科口腔外科学講座 講師(学内) 秀島克巳

 

われわれ歯科口腔外科学講座の講師(学内)である秀島克巳先生がこの3月末で退職されることとなりました。
11年間にわたる島根大学医学部での勤務、大変お疲れ様でした。わたくしの2012年の赴任以来、先生にはご専門である口腔細胞診の臨床と研究で大変お世話になりました。懇切丁寧に教えて頂いた口腔細胞診に関しては、その有用性も問題点も本当にわかりやすく、基本から応用まで教えて頂き、感謝申し上げます。
患者さんの口腔粘膜病変の採取部位と採取手法の大切さ、腫瘍性病変と炎症性病変の鑑別と診断に至るまで、先生に教えて頂いたことは、現在当科で多く治療に当たらせていただく顎口腔腫瘍の患者さん治療に大変貢献いただいております。
今後は、故郷とご家族のおられる長崎にお戻りになられ、母校にて引き続き後進の指導に教員として当たられるとのこと、お体に留意され今後もますますのご健勝ご活躍を祈念いたします。また学会等でお会いできますことを楽しみにしております。

教授 管野貴浩

 

同じ教官として・・・3年前、私が島根大学に赴任した際に、この講座のお作法や教官としての立ち居振る舞いを丁寧に優しく指導してくださったことをよく覚えています。その節は、誠にありがとうございました。

研究者として・・・先生はミクロの世界を、私はマクロの世界を研究するものとして、相反する視点から医歯学を研究する者として、先生と議論することは、私にとって大変勉強になりました。一緒にカンジダの菌塊を眺めたのが良い思い出です。

またどこかでお会いできることを心より楽しみにすると共に、次に秀島先生にお会いした際には、また一歩成長した姿が見せられるよう、精進して参りたいと思います。

助教 松田悠平

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