この度、日印グローバル教育・研究センター(Japan–India Global Education and Research Center:JIGER)の活動の一環であるIITHスプリングスクールに参加させていただきました。スプリングスクールでは、3月17日から22日にかけての4日間にわたり、化学物質の分析方法や構造の把握方法について学びました。
具体的には、物質の表面構造を微細に観察するSEM(Scanning Electron Microscopy)や、物質の内部構造を観察するTEM(Transmission Electron Microscopy)、焦点部分のみの光を取得することで高解像度かつ三次元的に観察が可能なConfocal Laser Scanning Microscopy、赤外線を用いて物質の化学構造を推測するFTIR(Fourier Transform Infrared Spectroscopy)、特性X線を用いて元素分析を行うEDS(Energy Dispersive X-ray Spectroscopy)といった装置に関する講義を受け、実際に試料を用いた実験も行いました。
さらに、得られたデータや画像を論文で使用する際の取り扱い方法や編集についても学びました。普段使用することのない装置はどれも興味深く、非常に貴重な経験となりました。特にTEMは条件によっては物質を原子レベルで観察することが可能であり、物質が微小な粒子の集合体であることを実感しました。また、Confocal Laser Scanning Microscopyで得られる画像は非常に鮮明で、生化学や生理学で学んだ細胞構造を実際に確認することができ、大変興味を引かれました。
また、毎日の研修後にはIITHの学生と構内のスポーツセンターやゲストハウスにて交流を行いました。皆さん非常に親切でフレンドリーであり、充実した時間を過ごすことができました。日本のアニメは非常に人気があり、多くの学生が日本語を理解していることに驚きました。中にはアニメを通じて日本語を学び、会話が可能な学生もおり、IITHの学生の能力の高さを実感しました。
本研修を通して、IITHの教育・研究環境や学生の高い意欲に触れることができ、非常に有意義で貴重な経験となりました。
このような貴重な機会をいただきましたことに、管野貴浩教授、日印グローバル教育・研究センターの関係者の皆様、口腔外科の先生方に厚く御礼申し上げます。
土井上智彦










