奥井太郎先生 留学記(その1)

2023年8月12日

今週より韓国ソウル大学での研修が始まっております。ネパールからも私と同様のプログラムでAOのフェローがソウル大学に研修にきており、研修開始の前日にパクジュンヨン教授から紹介して頂き、食事会に参加させて頂きました。ソウル大学病院は医科病院、歯科病院が併設されており、口腔外科は歯科病院にあり7階が病棟、6階が中央手術室です。手術室へ入ると6部屋が小手術室、全身麻酔を行う事ができる部屋が4つあります。連日そのすべての部屋をフルに使って、抜歯、顎変形症を中心とした手術が行われております。
私は顎変形症手術を中心に見学しており、特にカスタムメイドのカッティングガイドとプレートを用いたシステムはまだ日本では保険償還されていない方法であり、大変興味深く手術中の先生方に色々と質問させて頂きました。木曜日にはパクジュンヨン先生の手術で初めてのスクラブインさせて頂きました。放射線性骨髄炎に対する下顎骨区域切除、チタンプレートによる再建術でした。4時間ほどの手術でしたが、韓国のスタッフと術野に入り韓国語での器具の受け渡しについて教えてもらったりしながら大変貴重な体験ができました。また手術後にはパクジュンヨン教授からの上関節腔穿刺の個人レッスンを受けることもできました。
韓国での口腔外科研修は毎日が充実しており、大変多くの事を学ぶことができおります。引き続き韓国での研修を続けさせて頂きます。何卒宜しくお願いいたします。

奥井太郎

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