令和6年能登半島地震災害歯科医療派遣に古谷先生が参加しました

2024年1月30日

1月25日から30日まで日本歯科医師会(JDAT: 日本災害歯科支援チーム)および島根県歯科医師会からの要請により令和6年能登半島地震災害歯科医療派遣に島根県歯科医師会大町先生、上田先生と共に行って参りました。派遣先は、被災地の中でも最も被害の甚大な地域の一つである輪島市門前町でした。その惨状たるや言葉では言い表せない物であり、地震から3週間が経とうとしていましたが、その爪痕は大きく、目を覆いたくなるような状況でした。特にライフラインに関しては電気は復旧したものの水道関係が未だ制約があり、満足に入浴、トイレもままならず、非常に劣悪な環境下での避難生活を強いられていました。そんな中でも被災地の人々は全員で前を向き、決して諦めず、常に笑顔で我々とコミュニケーションを取ってくださり、むしろこちらが励まされてしまうほどでした。

現在は日本全国より歯科医師による災害支援が行われています。島根大学医学部歯科口腔外科学講座の一員として、今後も歯科口腔医療を通じ被災地の早期復旧に携わっていけたらと思います。私にとって災害支援医療は初めての経験であり、同行してくださった島根県歯科医師会大町先生、上田先生にはたくさんのご指導をいただきました。また当講座管野教授をはじめ、医局の先生方には急遽のスケジュール変更や日々メールを通じて応援をくださいました。この場を借りて、深く感謝申し上げます。

古谷 龍人

※下記画像は承諾のうえ、掲載しています。

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