中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム 第17回歯科・口腔外科Focused Seminar

2025年12月15日

2025年12月14日(日)に中国四国広域がんプロ養成コンソーシアム「第17回歯科・口腔外科FocusedSeminar(場所:岡山大学病院 Junko Fukutake Hall)」に講師として招聘いただきました。私は「口腔癌患者の口腔機能評価から考えるエビデンスに基づいた口腔健康管理」と題しまして、口腔癌治療における口腔衛生管理、口腔機能管理を含む口腔健康管理全般について概説を行いました。特に口腔機能管理については、当講座にてこれまで長らく蓄積してきた研究成果を紹介しながら、今後の歯科衛生士にとって活躍の場となる可能性についても提示させていただきました。

講演後には多くの先生方からご質問をいただき、大変有益なディスカッションを行うことができ、勉強になりました。今後も、口腔癌治療をはじめ、各種がん治療における口腔からのサポーティブケアのエビデンスの創出に貢献できるように尽力して参ります。

改めまして、この度の貴重な機会をいただきました、岡山大学口腔顎顔面外科伊原木 聰一郎教授、広島大学口腔腫瘍制御学 柳本惣市教授をはじめ、運営に関わりましたスタッフの皆様にこの場を借りて深く御礼申し上げます。

講師 松田 悠平

12月14日(日)岡山大学病院 Junko Fukutake Hallにて開催されました上記、中国四国広域がんプロ養成コンソーシアムよりご召喚いただき、第17回歯科・口腔外科FocusedSeminarにおきまして教育講演をさせていただきました。顎口腔がん治療について、最近の潮流であるデジタルソリューションを用いた精密正確な手術治療の現状に加え、新規の第5の治療法として確立されつつある口腔・頭頸部癌への光免疫療法アルミノックス治療の最前線と、その臨床的有用性について講演をいたしました。既存の治療の適応が困難な再発や切除不能進行口腔・頭頸部癌に対して適応がなされており、島根大学医学部附属病院での当科と耳鼻咽喉科・頭頸部外科での良好な患者さん方の治療結果を詳説させていただきました。

会場やオンライン参加者の皆様から多くの質問を頂き、有益な情報と意見交換を行うことができました。今後も最良で最新のEBMに立脚した治療を患者さん方へ届けて参ります様に研鑽を続けたいと考えます。運営事務局の方々、岡山大学口腔顎顔面外科伊原木 聰一郎教授、広島大学口腔腫瘍制御学 柳本惣市教授をはじめ関係各位に深謝いたします。

教授 管野貴浩

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