第79回NPO法人日本口腔科学会総会・学術集会、松本・長野

2025年5月18日

この度、長野県で開催された第79回NPO法人日本口腔科学会学術集会に参加させていただき、「下顎骨関節突起骨折への High perimandibular approach を用いた観血的整復固定術の術後合併症に関する後方視的研究: 多機関共同研究.」というタイトルで新人賞受賞講演を行って参りました。昨年の地方会で行った発表をブラッシュアップして研究の成果を発表し、活発な討論を行うことができました。
管野先生をはじめ、ご多忙の中ご指導いただいた指導医の先生方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

坂田紀子

第79回NPO法人日本口腔科学会学術集会に参加、今年も当院顎顔面外傷センターのこれまで13年の経験を発表してきました。
また併せて、サテライトセミナーとして第27回顎顔面手術手技研究会の開催に関しまして準備から携われたこと、そしてご高名な先生方の遊離骨皮弁を用いた顎骨再建に関し聴講でき非常に貴重な時間となりました。

講師 辰巳博人

2025年5月16日、17日の両日、長野県松本市の信州大学医学部に近接するキッセイ文化ホールにて開催されました、上記口腔科学会総会・学術集会に参加してまいりました。口腔科学を専攻する歯科医師・医師が英知を結集される日本医学会分科会の大変大きな学会です。
今回、栄えある日本口腔科学指名報告演者に、本学術集会の2年前に推挙いただいておりました指定課題:顎骨外科治療における生体吸収性プレートシステムの応用ー基礎研究から臨床応用までーの内容にて、2023年から今回までの2年間にわたるさらなる研究の成果について詳説させていただきました。生体吸収性プレートシステムは、顎顔面外傷治療や顎変形治療を中心に、われわれ口腔外科領域では、日々の手術に用いております。しかしながら、現在までに開発上梓されている第一世代から最新の第四世代まで、比較検討をされた基礎研究は非常に限られている状況でありました。われわれの講座では、医学博士課程大学院生を中心にこのテーマに関して集中的に長年にわたり掘り下げて基礎および臨床研究に取り組み、多くの成果を論文発表してまいりました。その成果に最新の知見を加えて講演させていただき、そして表彰いただきました。
この様な若手若手教授の登竜門である、栄えある賞をいただき、光栄でありますとともに、口腔科学研究者として今後も研究の路にて若手研究者とともに挑み続けてまいります。関係各位に深謝いたします。
また、本日昼には、学術セミナーとして楽天メディカル(株)のスポンサード講演にご召喚いただき、Update!口腔外科領域における口腔がんアルミノックス治療 のテーマにて学術講演を担当させていただきました。現在、最新口腔がん・頭頸部がんへの第5のModality治療として、その有用性が着目されており、当院島根大学での成果を中心に詳述させていただき、大変に大きな反響と評価をいただくことができました。引き続き耳鼻咽喉科・頭頸部外科とともに、この最新治療を提供してまいります。
学会中は、多くの口腔科学研究者らと学術交流と親交を深めることもでき、長野・松本の美味も楽しませていただき、有用な週末の学会でありました。
また、当講座博士課程大学院生坂田紀子先生の、新人賞受賞口演もあり、島根大学発にて、今後も患者さん治療と研究を通じた学術知見の発表に鋭意取り組んで参ります。

教授 管野貴浩

只今、見学受付中

pagetop