本日8月27日(木)、今年度の島根県警警察学校での検視専科において歯科法医学/法歯学の講義および実習を担当させて頂きました。
ことしは、COVID19対策を厳重に行っての講義と実習でありました。前半50分は、個人識別における顎口腔と歯の有用性について、歯科法医学概論を講義させていただきました。後半30分は、狩野講師、(一社)島根県歯科医師会上田雅康先生と共に、顎口腔と歯の所見の取り方やデンタルチャートの作成方法について医局の先生方を含めて実技実習を担当させていただきました。
県内各警察署より、警視庁の重点専科に指定される約10日間の検視専科受講のためにこられた警察官の方々は、大変積極性に満ち溢れておられ、常に熱心に質問と実習に取り組まれておられました。今後も島根県警・警察の方々との連携を深め、身元確認や個人識別認証、鑑定業務等において顎口腔と歯の専門家として取り組んで参ります。
教授 管野貴浩
8月27日に、島根県警察学校にて「令和2年度島根県警警察学校検視専科・歯科法医学」の講義・実習を行いました。
講義は教授管野貴浩先生から法歯学の歴史からデンタルチャートの重要性について講義がなされ、その後に一社)島根県歯科医師会上田雅康先生のご協力を賜り、私の方から実際の口腔内写真撮影の方法やわれわれ歯科医師が口腔のどの部分を注目して見ているのか、診断に何が重要になるかを含めて実習しました。
皆さん実際に現場に出ている方も多くおられましたので、現場で悩んでいることなど具体的な質問も多く活気のある実習となりました。今後も島根県警と連携し少しでも助けになるよう尽力して行きたいと思います。
最後に、今回の実習に際し当講座医局員の先生方にはご協力いただきありがとうございました。感謝申し上げます。
講師 狩野正明