最先端次世代型の口腔外科における顎骨補填材の研究開発に関する研究論文が Nanomaterialsにアクセプト受理されました!

2021年1月22日
本日、本学医学研究科博士課程大学院生の都田絵梨奈先生、中国・寧夏医科大学口腔外科学講座より当科に本学博士課程大学院生として留学をしているDr. Bai YunpengとDr.Jingjing Shaの、3名の大学院生をCo-first authorとした研究論文がNanomaterials(インパクトファクター4.324)にアクセプト受理されました。
われわれ口腔外科では、顎顔面外傷や口腔癌などで顎骨を失われた患者さん方に、低侵襲な顎骨再建手術治療を多く提供しております。しかしこの再建手術においては、健康な身体他部位からの移植手術を伴うため、再生医療を駆使した新たな顎骨再生療法の開発研究が注目されています。この度われわれは、世界に先駆けて第4世代ともいうべき、生体活性骨伝導性と生体吸収性を兼ね備えた、顎骨再建における次世代型新規骨補填を目的とした3次元生体材料の開発に、本学生命科学講座(松崎有未教授)、(株)帝人メディカルテクノロジー社との共同研究にて鋭意取り組んでまいりました。本研究成果により、さらなる発展研究を実施し、近い将来、不幸にして顎骨を欠損した患者さん方へ、新たな3次元骨補填材料を提供できます様に、引き続き“顎骨再生治療研究”に集中して参ります。
今後も患者さんの手術治療のよりよい結果に結びつけられますよう、研究と臨床の両輪で着実に進めてまいります。
教授 管野貴浩

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