予定より少し早くなりましたが、島根大学医学部歯科口腔外科学講座での研修を終了させていただくことになりました。
これまで経験したことのない手術治療や入院管理に当初圧倒されましたが、管野教授をはじめ情熱に燃える各指導医の先生方の懇切丁寧なご指導、(女性優位で)愉快な同僚・後輩の先生方や人間味溢れる外来・病棟・医局事務のスタッフの方々の支えのお蔭で何とか乗り切ることができ、口腔外科医として、また医療人として本当に多くのことを学ばさせていただきました。誠に有難うございました。
診療におきましては、島根大学口腔外科のアイデンティティでもあります顎顔面外傷をはじめ、悪性腫瘍、顎変形症、顎関節疾患、炎症、顎口腔再建、口腔インプラント等、どれも口腔外科医としてマスターしなければならない疾患やそれらに対する外科治療を何度も丁寧にご指導いただきました。「手術においてはチームワーク・準備が肝要である」と研修期間終始において痛感し、これは今後も心に刻み続けたいと思います。
診療外におきましては、コロナ禍の真っ只中ということもあり、色々と制限もありましたが、もはや部活動と化したゴルフ、水虫になるきっかけとなった温泉巡り、部外者も驚愕する食トレ、少数精鋭の定例会報、某研修医との隠岐地域研修等、どれも心に残る大変良い思い出ばかりであり、バランスよく研修させていただいたと改めて感じております。
島根大学医学部歯科口腔外科学講座、ここで得た知識、技術、人との出会いは私のなかで何ものにも代え難い大きな財産となりました。
研修を終え自分自身で歩いていくにあたり不安な想いもありますが、島根大学で培った精神を心に宿し今後も愚直に精進していきたいと思います。
ここに管野教授はじめ、私の研修に携わって頂いた皆様方のご厚情に心から深く感謝いたしますと共に今後とも何卒宜しくご指導ご鞭撻賜ります様お願いいたします。
末筆ながら医局の今後益々のご発展を祈念いたし研修終了のご挨拶とさせて頂きます。
佐藤 翔
