「がん治療認定医(歯科口腔外科)」に認定されました!!

2020年6月3日

この度、日本がん治療認定医機構より所定の審査と試験を経て「がん治療認定医(歯科口腔外科)」に認定されました。本機構のホームページに記載されております認定医制度の目的を要約すると、がん治療の水準向上を目指し、その共通基盤となる臨床腫瘍学の知識、基本的技術を習熟し、医療倫理に基づいたがん治療を実践する優れた医師ならびに歯科医師(口腔外科医)の養成と認定を行うとあります。歯科医師の場合は臨床・研究実績に併せて(公社)日本口腔外科学会口腔外科専門医の資格が必須条件です。口腔がんを取り扱うわれわれ口腔外科医にとっては、口腔がんの知識はもちろんのこと、がん治療を行うにあたり全身医学ならびに他領域のがんについての知識も不可欠です。また、近年注目されております周術期口腔機能管理においても、他科のがん治療にチームとして携わることも多く、知識として整理しておくには大変有意義な資格取得であると思われます。医科歯科共通の試験であり、毎日呪文のように各種がんのTNM分類や分子標的薬の種類を唱え、膨大な量の記憶を要した本試験には少々大変な面もありましたが、無事合格を頂けたことに感謝しております。今後も日進月歩のがん治療のアップデートを欠かすことなく、患者さんに少しでも良い医療が提供できるよう学びを続けたいと思います。

雲南市立病院歯科口腔外科 医長 小池尚史

今回、2度目のがん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)・指導医資格の更新でした。更新された新たな認定証と、認定医10年間を機に受け取れる証のバッチを頂きました。がん治療はまさに日進月歩であり、われわれの口腔がんの標準治療においても、エビデンスは常に更新されています。口腔がんの多くの患者さん方に、最良の情報と治療を提供すべく、常に真摯に学びを続けてまいります。

管野貴浩

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